中高生のあなた、本当は苦しいんじゃありません?



中高生で最も大事なことは、人気者であることです。
ですので、少し体調が悪いとか、ずっとモヤモヤした感情があるとかは、最優先に考える対象にはなりません。

何よりもまずは痩せて、なりたい自分に近づかないといけません。
勉強もしないと、みんなから遅れてしまいます。
あぁ、だから今日も、あれをやらないと。これもやらないと。
そもそも親がうるさすぎる。先生もうるさい。

ただ、何気なく見た動画が気になったのです。
「うつ病って?」
でも自分は眠れているから違うようだ...
不安なまま今日も寝る。
でも昨夜も不安だった。先週もそうだった。先月も...
いや、1年くらいこうだ...
そもそも自分は何に悩んでいるのかが、わからない。

そんな時に解決法が見つかりました。
宗教?違う。占い?違う。
もっと科学的です(!?)
扉に触るだけです。そうすると、悪いことが発生しない。
基本的に、どの扉でも通用するから実用的です。
日常生活の中で簡単に実践できる。
しかしこれは、裏を返すと、扉に触らないと非常に悪いことが発生することになります。

だったら、こまめに扉に触れば予防できる。
ただし、このことは人に知られてはならない。
知られたらバカにされることが確実だからです。

何とか日々を乗り越えて、将来は一流の人間になれるようにしたい。
負け犬人生は生きるに値しないのです。


ここまでのエピソードで、私は病気と思わせる点がいくつも出ています。
私自身は医者ではありませんが、自らの体験からして、そう考えます。

基本的に、中高生はグループに属していないことは社会的な死を意味します。
ただでさえ不安な年齢であるのに、周囲の視線は大きなストレスを与えます。
あなたは、ストレスだらけの環境にいるという、リスクまみれの状況にあることを認識されてはいかがでしょうか。

中高生あなたが知っている典型的な症状に当てはまらないからと言って、あなたが精神病ではないとは限りません。
ショート動画以外に、何をソースにして調べていますか?専門知識のある方に質問していますか?
理解度を深めることはご自身を救う道につながるはずです。

バカバカしい、ご自身なりの儀式に、実は疲労困憊していませんか?
その沼にハマっている時点で、私はかなり懸念します。
あなたは相当に大きな不安を抱えているのであり、そもそも不安が無いのであれば、そんな儀式を行わないはずだからです。

ただ、あなたの不安感のベースには、将来への不安があるかと思います。
異様に高い理想像が、過度なプレッシャーを生んでいません?
大人になる=スーパースターになる、と同義のような思考になっていません?
そもそも、学校の教員とか、通学に使うバスの運転手とか、モブすぎる人物って悲惨な人生を送っているのでしょうか?
「成功者」と「負け犬」の間に、実際には無数の人生があります。
要は、白か黒かで考えていません?

そうだ、確かにそうだ。
理解はできると思います。
でも、受け入れられないと思います。
自分が自分でなくなるから。

私は中高生のあなたに「こうして欲しい」とか、私から押し付けるわけにはいきません。
あたなのライフストーリーがあり、理想があり、ペースがあるからです。

ただ、あなたが苦しんでいることに、危険性が潜んでいることは是非とも指摘したいのです。
なぜなら、私自身が危険な道を知ってから知らずか歩いて来たからです。

あなた方には、もっと不安感が軽減された、安心感のある道を歩けることを願っています。
あなたが苦しみを抱えたまま、1人で頑張り続けることを心苦しく感じているからです。

正直、その悩む時間を好きな服を買いに行く時間に宛てられたら、どんなに有意義でしょうか?
苦しさを解消することよりも、今の自分の居場所を失わないことのほうが、切実な問題だとは思います。

しかしながら、自分が何に苦しんでいるのかを、手助けを借りて考えることは、思ったより有益そうだと思いません?