人の悪口を言わないことは良いことなのか?

「人の悪口を言わないようにすると、好感度が上がります。」
よく聞くことです。
そして、その効用は容易に想像できることと思います。
私の周囲にも、そのような人物がいます。
ここでは仮称としてニシムラさんとしましょう。
私は今までにニシムラさんが人を悪く言うことを聞いたことがありません。
これは、他の人と一緒しているときも同様であり
「ニシムラさんて、人の悪口を言わないから良いよね。」
と評するのを聞いたこともあります。
最初の内は私も、その定論に同意をしていました。
しかし時間の経過とともに、私はニシムラさんをブラックボックスのように感じていきました。
喜怒哀楽という感情は基本として全ての人類に備わっており、かつ進化の面において古い特性であります。
こうなってくると、ニシムラさんには「怒」の感情が無いのではなく、単に他人に対して見せていないだけとも言えます。
このあたりから、私はニシムラさんに対して
「本音ではどう思っているのだろうか?」
と、少しざらざらした違和感を感じるに至りました。
一方で、私がニシムラさんと同じくらいの交友があるサワイさん(これまた仮称です)は怒りの感情を愚痴と言う形でよく吐き出しています。
勿論、それだけがサワイさんではありません。
喜怒哀楽の全てを見せますので、大笑いするような冗談を言って聞かせてくれたこともあります。
ですので私には、サワイさんは4辺の全てがそろった四角形のように見えます。
他方でニシムラさんは、3辺しかなく、1辺が欠けた四角形のように見えます。
こうなって来ると、人の悪口を言わないことが良いことなのか疑問が出てきます。
となると、悪口という「怒」の感情を見せることは決してデメリットとは考えられなくなります。
そうではなく、見せる度合いの問題になってくるのではないでしょうか。