劇場版『名探偵イヤン 弱者男性の暗黒世界(ディストピア)』 *ネタバレあり


横浜における
名探偵コナンのイベント
(本文とは関係ないと思います)

昨日より、智 義勇(Chi Gi Yu)監督による『名探偵イヤン』の劇場版最新作が全国公開となりました。
編集注:なっていません]

これを記念しまして、ストーリー全体をここで公開してしまう大盤振る舞いを致します。
読んでみて「多少はおもしろそうだ」と思った方は(&思っていない方も)、劇場に足を運んでみてください。


<その1:あやしい男>

「くそぅ...」
謎の男が、うなるように言った。
「これが弱者男性の運命か...」
男が見ている画面には『チー牛の再生産』と表示されている。


「俺もこうなるのか...」
やがて、男は怒り始めた。
「俺は悪くない!弱者男性を虐げる女たちが悪い!!

編集注:これは努力の余地を無視した敗北主義です。最終的に人を惹きつけるのは行動・成長・人間性です。]

男は牛丼屋へ入り、チーズ牛丼を注文した。


「ふふふ、女どもめ、今に見ていろよ。」
不敵な笑みを浮かべながら、男はチーズ牛丼を食した。


<その2:江路川(えろがわ)イヤン>

ここは東京都米麹(こめこうじ)市。
「今日は横浜の女の子と夜遊びをしよう。」
こんな大人びたセリフを言うのは、小学一年生の男の子の外見をした江路川イヤン。

ここのところ、キャバクラでの夜遊びにハマっている。
「都内では、だいたい遊びつくしたもんな。
子ども料金で遊べるから最高だ。」
かわいらしい外見とは裏腹に、やることがエグい。

電車に乗って横浜に着くと、お目当てのキャバクラへ。


「ここのキャバクラは、男性従業員が完全に裏方にしかいないのが特徴なんだよな。」
と、ワクワクしながら入店したものの、異様な状態を目にした。

キャバ嬢の女の子たち全員が、心肺停止の状態でフロア倒れている。

「こ、これは!」
女の子たちに目立った外傷がないため、イヤンはガス漏れなどを疑った。
ビニール袋で現場の空気を採取しつつ、110番に通報したのであった。


<その3:喪黒腎臓(もぐろじんぞう)警部>

ここは警視庁捜査一課。
喪黒警部をはじめ、全員が暇なので、賭けマージャンをしている最中だった。
編集注:賭けマージャンは金額の大小にかかわらず、賭博罪に該当し違法となります。]

そこへ、電話が鳴る。
喪黒警部が、しぶしぶ出る。
「おい、誰か知らないが、通報は後にしろ!」
と吐き捨てるも、聞き慣れた声がこう言う。
「喪黒警部!横浜で緊急事態です。」
「おまえ、イヤンくんか?」
喪黒警部は横浜へ急行したのであった。


<その4:毛沢東郎(もうたくとうろう)>
東京都米麹市内某所。
熱狂的に中国共産党を支持する探偵、毛 沢東郎は
「今日は休みだ。二度寝でもするか。」
と、再び眠りに落ちたのであった。
早い話、出番なし。


<その5:馬傘博士(ばかさはくし)>

やはり、東京都米麴市内某所。
1ケ月の内2割の確率で天才的な知性を発揮。
他方で8割の確率でとてつもない馬鹿な状態になるという、なんとも豹変の激しい馬傘博士。
その日の朝に、簡単な計算問題を出してみて正確に答えられた=その日は知性を発揮する日。
他方で、答えられなかった=とつもない馬鹿になる日。
という、かなり白黒ハッキリした人物である。

博士のもとに、電話がかかってきた。
「博士、2+2は?」
「イヤンくんか!ばかもん!そんな簡単な問題を出しおって!答えは4だ。」
「よし、今日は当たりだ!昨日は2+2=5億8950と回答していたもん!
博士、これから速達を送ります!」

その電話から30分もせず、謎の空気を採取した容器が博士の元に届いた。
「横浜でキャバ嬢が倒れていた現場の空気を採取しました。鑑定してください。」
と、イヤンからのメッセージがある。
「よし、自作の機械で鑑定だ!」
と鑑定したものの、博士はとまどった。
「チーズと牛肉とご飯と、それと未知の成分が検出された。これは...?」


<その6:犯人>

横浜の事件現場では捜査が続いていた。
「警部殿、男性従業員には何の影響もありません。女性だけが倒れています。」

イヤンは聞き耳をたてながら、奇妙に感じていた。
そこへ、馬傘博士から電話が。
「イヤンくん、わかったぞ!
弱者男性はチーズ牛丼を食べると、女性にとって有害な成分を自然生成するんだ。
弱者男性である犯人は、モテない人生を悲観して、女性に対する無差別攻撃をしかけているんだ!」
「博士、犯人像は?」
「私が自作したAIに解析させたところ、勉座 黄治郎(べんざ きいじろう)という弱者男性が犯人のようだ。
また次のテロを起こすべく、牛丼屋でチーズ牛丼を補給するに違いない!」
と博士から言われた矢先、イヤンの目の前に勉座黄治郎が現れた。

イヤンは麻酔銃で勉座黄治郎を打つと、あっさり逮捕したのであった。